エクセルで、住所などが入っているセルを、市、区、町などで別のセルに分けたい場合、元データの内容によって、切り分け判定方法が変わってきます。まず、切り分けたい位置までの文字数がいくつなのかを判定します。
区切りたい位置までの文字数が一律の場合

上のキャプチャーような、区切りたい位置が「区」でその文字数が3文字で統一されている場合、LEFT関数を使い、文字列の先頭から文字数(この場合3)を指定します。
=LEFT(A2,3)
LEFT 関数は、文字列の先頭から指定された数の文字を返します。
LEFT(文字列, [文字数])
区切りたい位置までの文字数が複数種類ある場合

上のキャプチャーのような、区切りたい位置が文字列によってまちまちな場合、区切り文字が何文字目にくるか判定してから、取り出す文字数を指定します。
- ○○市、○○区 文字列の3つ目に市または区があったら、文字列の左の3文字取り出す
- または、○郡 文字列の2つ目に郡があったら、文字列の左の3文字取り出す
- または、○○○市 文字列の4つ目に市があったら、文字列の左の4文字取り出す
MID関数で市や区、郡の位置を判定し、LEFT関数で文字列の先頭からの文字数を指定します。
=IF(OR(MID(A2,3,1)="市",MID(A2,3,1)="区"),LEFT(A2,3),IF(MID(A2,4,1)="市", LEFT(A2,4),IF(MID(A2,2,1)="郡", LEFT(A2,2),A2)))
IF(OR(MID(A2,3,1)=”市”,MID(A2,3,1)=”区”),LEFT(A2,3),それ以外)
もし、A2セル文字列の3番目から1文字目に「市」があったら、または、A2セル文字列の3番目から1文字目に「区」があったら、文字列の左から3文字を取り出す。
というような意味になります。
MID 関数は、文字列の指定された位置から指定された文字数の文字を返します。
MID(文字列, 開始位置, 文字数)
区切りたい位置の右側を取り出したい
上記の区切りたい位置の右側を取り出すには、文字列全体の文字数を取得した上で、区切り文字までの数を全体数から引いて、右側の取り出したい文字数を指定する必要があります。
区切りたい位置までの文字数が一律(3文字固定)の場合は、RIGHT関数を使って右側からの返す文字数に、LEN関数で文字列の文字数を取得し、マイナス3した数を指定します。
全体の文字数ー区切り文字までの数=右側から指定する文字数
=RIGHT(A2,LEN(A2)-3)
区切りたい位置までの文字数が複数種類ある場合は、RIGHT関数を使って右側からの返す文字数に、LEN関数で取得した文字列の文字数からMID関数で市や区、郡の位置を判定した数をマイナスした数を指定します。
=RIGHT(A2,LEN(A2)-IF(OR(MID(A2,3,1)="市",MID(A2,3,1)="区"),3,IF(MID(A2,4,1)="市",4,IF(MID(A2,2,1)="郡", 2,0))))
LEN 関数は、文字列の文字数を返します。
LEN(文字列)
RIGHT 関数は、文字列の末尾 (右端) から指定された文字数の文字を返します。
RIGHT(文字列,文字数)